院長ブログ

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2018.01.29更新

大腸ポリープは大腸表面から隆起した突起物の総称で、大腸ポリープは細胞増殖の有無により腫瘍性・非腫瘍性に分類されます。大腸ポリープの約80%は細胞増殖を伴う腫瘍性病変と言われていて、非腫瘍性病変には過形成ポリープや炎症性ポリープなどがあります。

大腸腫瘍の中で良性のものを大腸腺腫、悪性のものを大腸癌(がん)と呼び、大腸癌(がん)は無秩序に増殖浸潤および転移をきたし、進行すると生命をおびやかします。また、良性である大腸腺腫は増殖をしますが浸潤や転移は起こしません。しかし、大腸腺腫は粘膜を形成する腺細胞の異常な増殖をきたしたものであり、大きさが1cm以上の大きさになると癌(がん)を含む可能性が高くなると言われています。

大腸ポリープの多くは、大腸内視鏡検査中に切除が可能であり、当院でも検査中に切除が可能な大腸ポリープはその場で内視鏡治療(日帰り手術)を行っています。また、大きなポリープや出血の危険性が高いポリープの場合は、内視鏡検査後に入院施設のある病院へ紹介を行っています。大腸ポリープの形状・大きさによって治療方法を選択して行っていますので、ご不安・ご不明な点があれば事前にお気軽にご相談ください。

投稿者: おなかの富士見台クリニック

TEL:03-5971-2421