内視鏡

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胃・大腸内視鏡検査

胃カメラ検査は鼻または口から、大腸検査は肛門から内視鏡を挿入して、先端についている超小型のカメラで胃や腸の中の様子を直接モニター画面に映し出して観察します。技術の進歩により、内視鏡はとてもコンパクトになり、以前ほど苦しい思いをすることなく検査が受けられるようになりました。
胃カメラ検査・大腸検査ともに、まずは一般外来で診察を受けていただいた後、検査のご予約をお取りしています。

当院の内視鏡検査件数が開院から2016年10月までで2,000件(胃内視鏡検査1,210件、大腸内視鏡検査857件)を超えました。今後も患者様に安心して検査を受けていただけるよう努めてまいります。

 総内視鏡件数胃内視鏡検査大腸内視鏡検査
開院1年目 403件 247件 156件
開院2年目 678件
(累計1,081件)
415件
(累計662件)
263件
(累計419件)
開院3年目 724件
(累計1,805件)
399件
(累計1,061件)
325件
(累計744件)
開院4年目 778件
(累計2,583件)
441件
(累計1,502件)
337件
(累計1,081件)

上部内視鏡検査(胃カメラ)とは

内視鏡を鼻または口から挿入して、胃の中を直接観察する検査です。検査の準備として消泡剤(胃の中の泡を消す薬)の内服や鼻と喉の麻酔を行い、必要によっては鎮痙剤(胃の動きを抑える薬)の注射なども行います。胃に病変を認めた場合は、直接組織検査も可能な検査で、他の検査で胃がんが疑われた場合の精密検査として用いられます。

発見できる病気

咽頭がん、喉頭がん、食道がん、食道静脈瘤、逆流性食道炎、胃がん、胃ポリープ、胃粘膜下腫瘍、胃炎、胃潰瘍、ピロリ菌感染症、十二指腸潰瘍、十二指腸ポリープ、乳頭部腫瘍 等

検査の流れ

まずは一般外来へお越しください

  • 症状などを伺いながら診察を行いますので、一般外来への受診をお願いします。
  • 他院で健康診断を受けた方は、結果をお持ちください。
  • お薬を服薬中の方やアレルギーのある方は、事前に問診票へご記入をお願いします。
  • お薬手帳をお持ちの方は、検査に対して必要な部分をコピーさせていただきますので、受付に提出をお願いします。
  • 診察時にご希望の予定を伺って、検査の予約を行います。

検査前日

  • 検査前日の夕食は21:00までに済ませてください。
  • 夕食以降はお水・お茶等の水分はご自由に飲んで結構です。
  • 普段飲んでいるお薬については、検査予約時に中止するお薬をご案内させていただきますので、必ずお守りください。
    心臓のお薬等を服薬中で、中止するのが心配な方は事前に主治医の先生とご相談ください。
  • 体調を整えるためにも、なるべく早く就寝してください。

検査当日

検査準備

  • 朝食は摂らずにご来院ください。
  • お水、お茶、スポーツドリンク等の飲み物は多少であれば飲んでも結構です。
  • 鎮静剤を希望される場合は、公共の交通機関をご利用の上、ご来院ください。
  • ご来院して受付を済ませた後、胃の中の泡を消すお薬を飲んでいただき、鼻やのどに麻酔をします。
  • ご希望により、鎮静剤の注射をすることもできます(この段階で眠くなってきます)。

検査

鼻または口から胃カメラ検査を始めます。検査時間は約10分程度です。

検査後

検査終了後はそのまま帰宅できます。鎮静剤を使用した場合は、検査後30分~1時間ほど休憩し、麻酔が切れてからのご帰宅となります。検査後、何か気になる症状がありましたらご連絡ください。

検査費用

胃内視鏡検査は、3割負担の場合、観察のみで終了した場合の多くは5,000円以下ですが、ピロリ菌検査や病理組織検査を行った場合は5,000円~10,000円程度かかることが多いとお考えください。詳細は下記の費用目安をご参照ください。

胃内視鏡検査(観察のみ)

1割負担 1,100円~1,600円前後
2割負担 2,200円~3,200円前後
3割負担 3,400円~4,700円前後

胃内視鏡検査+ピロリ菌検査

1割負担 1,600円~2,100円前後
2割負担 3,200円~4,200円前後
3割負担 5,000円~6,200円前後

胃内視鏡検査+病理組織検査

1割負担 2,400円~2,900円前後
2割負担 4,800円~5,800円前後
3割負担 7,400円~8,600円前後

胃内視鏡検査+ピロリ菌+病理組織検査

1割負担 2,600円~3,100円前後
2割負担 5,200円~6,200円前後
3割負担 8,000円~9,200円前後

※初診料・再診料は上記金額に含まれておりません。
※前処置薬や鎮静剤使用時の金額は上記金額に含まれております。
※病理組織検査によってかかる費用が異なります。

大腸内視鏡検査とは

肛門から内視鏡を入れて、大腸内部を直接観察する検査です。便潜血検査(検便)で陽性となった場合の精密検査のひとつであり、大腸に病変を認めた場合は直接組織検査も可能です。検査前には、大腸内をキレイにするために下剤を飲む等の準備が必要ですが、確実に病気を見つけることのできる検査です。
検査は患者様の恥ずかしさを軽減できるよう、横向きでバスタオルをかけて行います。内視鏡の挿入状況によっては、仰向き等に体位を変えさせていただいて検査を進めていきます。

検査時間は約20~30分程度ですが、必要に応じて多少長くなることがあります。大腸ポリープの切除を行う場合は、大きさや個数にもよりますが、さらに検査時間がかかります。検査中は気持ちをゆったりと持ち、深呼吸をしてください。
内視鏡が大腸の奥へ入るためにおなかに圧迫感を覚えることがありますが、痛みがひどい時は身体を突然動かさずに手を上げて医師に知らせてください。

できるだけ安全に検査を行うようにしておりますが、大腸内視鏡検査および治療に伴う偶発症の発生頻度は、日本消化器内視鏡学会の全国調査によると、2003~2007年(5年間)の約331万件の検査で2567件(0.078%)の偶発症が報告されています。
検査後、おなかが張った感じや痛みがある方は、右側を下にして横になったり、腹ばいになったりして、おなかの空気を出すと楽になります。検査後の食事は、ポリープの切除等がなければ普通にとって構いません。検査当日は、刺激の強いものやアルコールは避けてください。ポリープの切除を行った場合は、検査後の食事制限をさせていただく場合がありますのでご確認ください。
鎮静剤を使用した場合は、検査終了後2時間以上は車・バイク・自転車の運転を控えてください。
帰宅後または検査翌日で、気分が悪い、おなかが痛い等の異常があった場合は、クリニックへご連絡ください。

発見できる病気

大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室症、潰瘍性大腸炎、クローン病 等
バリウム検査よりも高い精度で病気を発見することができます。

検査の流れ

大腸内視鏡検査前処置

当院では、大腸内視鏡検査前処置をモビプレップという洗腸剤を使った方法で行っております。モビプレップは従来の洗腸剤と比較して薬剤そのものの飲む量が少なくて済む利点があり、洗腸剤を飲むつらさが軽減されます。
便秘の方(排便間隔が2~3日以上)の場合、前処置不良となることがあるため、検査前日にラキソベロン内服液を服用していただきます。

検査前日

  • 夕食は夜9時までに済ませてください。
  • 便秘の方(排便間隔が2~3日以上)で、ラキソベロン内服液を処方されている方は夕食後に1本お飲みください。
  • 夜9時以降は禁食となりますが、お水・お茶等の水分は摂って構いません。
  • 基本的には通常の食事で構いませんが、繊維の多いものや消化に悪いもの(海藻類、きのこ類、こんにゃく等)はできるだけ控えて、消化に良いものを召し上がってください。ご飯や麺類、野菜、魚、肉等は問題ありません。
  • 普段から就寝前に飲んでいる薬は、いつものようにお飲みください。

検査当日

  • 朝食(牛乳、ジュース含む)はとらないでください。お水、お茶等の水分は摂って構いません。
  • 血圧や心臓のお薬等、許可のあったお薬以外は飲まないでください。
    (糖尿病でインシュリン注射をしている方は、インシュリンを注射しないでください)

洗腸剤(モビプレップ)服用の流れ

1朝8時から洗腸剤をコップ1杯(約180ミリリットル)あたり10~15分かけて、合計コップ約6杯分(合計1リットル)をお飲みください。コップ6杯目で「ガスコン(80mg)2錠」を一緒に内服してください。

2その後、洗腸剤の半分の水またはお茶をコップ約3杯(合計500ミリリットル)程度ゆっくりお飲みください。

3便がほぼ透明な水様便になれば内服を終了して結構ですが、そうでない場合は再度洗腸剤をお飲みください。

4便がほぼ透明になったら洗腸剤の半分の水またはお茶を追加してお飲みください。

5洗腸剤服用後は、便意を感じない場合でも定期的にトイレへ行くようにしてください。歩く等して体を動かすことで、排便が起こりやすくなります。便に固形物がなくなり、うすい黄色または無色の水様便になると大腸内がきれいになった目安になります。

6洗腸剤服用後は身体の水分が不足していますので、水またはお茶を十分とるようにしてください。

また、モビプレップが飲みづらい方、モビプレップの飲み方が難しい方にはニフレックで前処置のご案内を行っております。

洗腸剤(モビプレップ)の溶かし方

1アルミの袋を開封すると白い粉の入ったプラスチック容器(バッグ)が入っています。

2容器のキャップを開けて★印まで水を入れてください。キャップをしっかり閉めて、バッグを横に倒した後、A剤(水)とB剤(白い粉)の隔壁を開通させます。

3バッグをよく振って粉末を溶解してください。

4その後、平らな場所に立てて再度2リットルまで水を入れます。キャップを閉め、バッグをよく振り、完全に白い粉を溶解してください。(お茶やジュース、スポーツドリンク等で溶かさないでください。また、砂糖や香料等を加えないでください。濡れている容器はすべりやすいので、容器外側の水をよく拭き取って、落とさないように気をつけてください)

※洗腸剤服用中に「気分が悪い、吐き気がする、吐いた、おなかが痛い、寒気がする、息苦しい、服用から1時間以上経っても排便しない」といった症状があらわれた方は、服用を中止してクリニックへご連絡ください。

来院時の注意点

  • 衣服は脱ぎやすく、なるべくゆったりとした服装でお越しください。(クリニックで検査前に検査着に着替えます)
  • 鎮静剤を使用する場合がありますので、患者様ご自身が車・バイク・自転車を運転してのご来院はおやめください。車・バイク・自転車を運転してきた場合には、検査が始まる前にお申し付けください。
  • クリニックで事前にお渡しする「検査日時を記載した用紙(大腸内視鏡検査を受けられる方へ)」と「検査同意書」を持参して、診察券を受付にご提示ください。その月の初回のご来院の場合は、保険証の提示もお願いします。
  • 診察状況によっては開始時間がずれることがありますのでご了承ください。

検査費用

大腸内視鏡検査の費用は、3割負担の場合、観察のみで終了した場合の多くは7,000円前後ですが、病理組織検査を行った場合は10,000円~18,000円程度かかるとお考えください。大腸内視鏡ポリープ手術を行った場合の多くは20,000円前後ですが、複数の大腸ポリープを切除したり、薬剤を多く用いた場合は、最大で28,000円程度かかる場合がございます。

大腸内視鏡検査(観察のみ)

1割負担 2,500円前後
2割負担 5,000円前後
3割負担 7,000円前後

大腸内視鏡ポリープ手術(2cm未満)

1割負担 6,600円~9,500円前後
2割負担 13,200円~19,000円前後
3割負担 19,600円~28,000円前後

※初診料・再診料は上記金額に含まれておりません。
※前処置薬や鎮静剤使用時の金額は上記金額に含まれております。
※病理組織検査や大腸ポリープ手術は個数によってかかる費用が異なります。

ピロリ菌

ピロリ菌は、萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍等の炎症性疾患、胃がんやリンパ腫などの発症に密接に関連した病原細菌といわれています。
近年ではピロリ菌が胃炎や胃・十二指腸潰瘍の形成に関与しているということが明らかになり、診断に対する除菌治療が保険の適用を受けました。
2000年11月にピロリ菌の感染に伴った胃潰瘍と十二指腸潰瘍に除菌治療が保険適用になった後、2013年2月21日からはピロリ菌の感染による慢性胃炎に対しても除菌治療が保険適用になりました。
また、国際がん研究機関によるヒトへの発がん性を総合評価した分類では、ピロリ菌は発がん性があるグループ1(ヒトに対する発癌性があり、ヒトでの十分な証拠もあり)に評価されています。しかし、ピロリ菌による疾患が現れるのは保菌者の約3割程度といわれており、残りの7割の人は持続感染しながらも症状が出ない健康保菌者(無症候性キャリア)だともいわれております。

検査の方法

一般検査

  • 尿素呼気試験
  • 抗体法(血中・尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体測定法)
  • 糞便中抗原測定

内視鏡生検を用いた検査

  • 迅速ウレアーゼ試験
  • 鏡検法
  • 培養法

ピロリ菌の除菌治療

除菌治療とは、ピロリ菌を薬で退治する治療です。現在、日本で保険診療に認可されている除菌療法は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)と抗生剤2剤(アモキシシリン(AMPC)+クラリスロマイシン(CAM))を組み合わせた「PPI+AMPC+CAM」の3剤併用療法で、3剤を7日間服用します。
この方法による除菌成功率は、80%程度とされてきましたが、近年クラリスロマイシンに対する耐性株が増え、低下したという報告もあります。そして、「PPI+AMPC+CAM」による一次治療が失敗した場合、クラリスロマイシン(CAM)をメトロニダゾール(MNZ)に変えて「PPI+AMPC+MNZ」による二次治療まで保険適応になっています。
除菌療法に対する副作用は、下痢や軟便の報告が多く、原因として抗菌薬による腸管刺激作用や腸内細菌のバランス変化等と考えられております。 その他、報告は少ないですが味覚異常や発疹もみられています。
なお、ピロリ菌の除菌療法が成功すると、ピロリ菌が関係している様々な病気のリスクは下がりますが、ゼロにはなりません。除菌後も医師と相談の上、定期的な検査を受けることが望ましいです。

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