大腸がんについて

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大腸がんにかかる患者様は、年々増加傾向にあります。
平成20年の罹患率(病気にかかる割合)で、大腸がんは、日本人男性で胃がん、肺がんについで第3位、女性では乳がんについで第2位です。(国立がん研究センターがん対策情報センターデータベースより)

大腸がんは、早期に発見・治療を行うことで治る可能性が高い疾患ですが、初期の段階では自覚症状がないため発見されにくいという背景があります。40歳を過ぎたら、定期的な大腸がん検診(便潜血検査(検便))と大腸内視鏡検査も定期的に行うことをおすすめします。

大腸がんによる死亡率は男性で3位、女性で1位です

厚生労働省による平成22年悪性新生物(がん・肉腫)の主な部位別死亡率(人口10万対)は、肺がん、胃がん、大腸がんの順で多くみられており、性別ごとに見ると、大腸がんは男性で第3位、女性では第1位となっています。

大腸がんは男女ともに年々増加傾向となっており、今後も増加することが予想されています。大腸がんによって、多くの方が亡くなられている現状ですが、初期のうちに発見・治療できれば比較的治ることが可能ながんです。

大腸がんは早期発見・早期治療が大切

早期がんといわれるステージⅠ期では98.7%と非常に高い5年生存率ですが、転移がひろがったステージIV期では15.0%と非常に厳しい生存率となっています。

大腸がんは、進行した状態では治療が難しくなりますが、見つかった段階がステージⅠ期であれば治る確率も高い病気で、早期発見が重要ということになります。

しかし、初期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、症状が出ないうちに発見されることが好ましく、早期発見・治療につなげるためには定期的に検査を受けることが大切です。

40歳を過ぎてからは積極的にがん検診を受けましょう。
お住まいの自治体でのがん検診やお近くの病院・クリニックなどでがん検診の相談をしてみてはいかがでしょうか。

大腸がんの検査

便潜血検査(検便)

便の中に肉眼ではわからない微量な血液を検出する検査で、胃や腸での出血がないかどうか調べる検査です。便潜血検査で陽性になった場合は、精密検査を行います。

注腸X線検査(バリウム検査)

「バリウム」という造影剤と空気を大腸内に入れてレントゲン撮影を行う検査です。
検査前日に検査用の食事と下剤を飲んで、大腸内をキレイにする準備が必要です。
病気が見つかると、その部分だけ影ができたように映ります。

大腸CT検査(CTコロノグラフィー検査)

大腸CT検査とは、大腸内をガスの注入により拡張させ、最新のマルチスライスCT装置で撮影することで大腸の3次元画像をつくって診断する検査です。検査前日に検査用の食事(食事と一緒に造影剤を飲む場合もあります)と下剤を飲んで大腸内をキレイにする準備が必要です。

内視鏡より苦痛は少なく、内視鏡ができない方でも検査ができるなどの利点がありますが、小さかったり(5mm以下)、平坦な病変(ポリープ、がん)は発見しにくいです。

大腸内視鏡検査(大腸検査)

肛門から内視鏡を入れて、大腸の内部を直接見る検査です。
便潜血検査で陽性となった場合の精密検査のひとつであり、大腸に異常が見つかった場合は、直接組織検査も可能な検査です。検査前には、大腸内をキレイにするために下剤を飲むなど準備が必要ですが、確実に病気を見つけることのできる検査です。

腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカー検査は、主に血液検査で行います。がん患者のスクリーニング、手術後の予測、再発診断、化学療法(抗がん剤治療)などの治療効果判定に広く用いられています。腫瘍マーカーのほとんどが、がんの進行度がすすむごとに陽性率が高くなるものが多く、大腸がんの早期発見としては有効性が少ないです。

画像検査(腹部CT検査、腹部超音波検査、腹部MRI検査、PET検査など)

大腸がんが診断された後、リンパ節転移や他の臓器への転移の有無を評価する検査です。
通常は、腹部CT検査で評価することが多いですが、必要によって他の画像検査も行われます。
このような画像検査で、大腸がん以外にも体内の様々な病気を発見できます。
がん手術後のケアや化学療法(抗がん剤治療)などの効果判定としても定期的に行われる検査です。

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