腹部超音波(腹部エコー)について
腹部エコー検査は、腹部に超音波を発信し、その反射波(エコー)を利用して画像化・解析する検査です。
X線検査とは違い被ばくすることがなく、胎児にも使えるほど安全で、苦痛もなく手間もかかりません。
そのため、腹部の状態を調べる際の基本的な検査として用いられています。
腹部超音波(腹部エコー)の強み
腹部エコー検査では、内視鏡検査では見つけることのできない、肝臓やすい臓などの臓器の異常を見つけることも可能です。
特に、肝臓、胆管、胆のう、膵臓などの臓器は、がんであっても初期には症状が出にくく、
進行して初めて症状が出現するため、発見時にはすでに他の臓器に転移していたり、
手術で摘出しても高い確率で再発を起こします。
腹部エコー検査では、これらのがんの初期症状を見つけることが可能です。
腹部超音波(腹部エコー)検査で発見できる病気
- 肝臓 肝臓がん、肝硬変、脂肪肝
- 胆のう 胆のうがん、胆のうポリープ、胆石症
- すい臓 すい臓がん、すいのう胞
- 腎臓 腎臓がん
- その他 腹部大動脈瘤など